
ビハインド・ザ・マスク
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)に、「ビハインド・ザ・マスク」(BEHIND THE MASK)という曲がある。
2作目のアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の収録曲である。はじめて聞いたのは、他のYMOの曲同様に中学1年生の時で、ずいぶん昔のことである。
★1979年の世界ツアーより
あれから40年以上も経ったが、この曲についてWikipediaで調べていた時、ナイス・エイジ(NICE AGE)以上の発見があった。そこには、『マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』に収録を予定していた楽曲としても知られる』と記載されていた。
ビハインド・ザ・スリラー❗❓

ええ、『スリラー』!!
『スリラー』といえば、「ビリー・ジーン」、「ビート・イット」といったマイケル・ジャクソンの代表曲を収録していることのみならず、世界で最も売れたアルバム(約1億枚)と知られている(ポール・マッカートニーもデュエット曲で参加している)。その『スリラー』にYMOの曲が収録される予定だったとは、わたしにとって2020年代で最も驚いたことだ。
もし、本当に収録されていたならば、その当時でもYMOは世界的に有名ではあったが、もっと有名になったはずだ。
では、なぜ収録されなかったのか!
予想はだいたい付くが、記事を読むとやっぱり印税の取り分で揉めたらしい。
あとから考えれば、YMO側が妥協すればよかったのだが、その時点では『スリラー』が大ヒットするとは思わなかったのであとの祭りである、♬ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ♬。
状況は異なるが、子門真人の「およげ!たいやきくん」と同じような印税に纏わる大きな失敗例である。
『スリラー』の背景(ビハインド)にこのようなエピソードがあったとは!
マイケル・ジャクソン カバーヴァージョン
さらに驚いたことに、マイケル・ジャクソンのミュージックビデオがあった。
このミュージックビデオがいつ作成されたのか疑問だった。
本人が出演していないので死後(2009年以降)のものだと推測したが、意外に答えはすぐに見つかった。

エリック・クラプトン カバーヴァージョン
ちなみに、エリック・クラプトンも「ビハインド・ザ・マスク」(BEHIND THE MASK)をカバーしていており、アルバム『オーガスト』に収録してある。
こちらは、印税のことで揉めなかったのか?
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