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うる星やつらビートルズ

アニメ『うる星やつら』(昭和版)の音楽考察

令和版と昭和版「うる星やつら」

近頃、うる星やつらのアニメがリメイクされ(これを令和版とする)、Amazonプライムでみたが、どうも楽しめなかった。というのも、昔見たリメイク対象のバージョン(これを昭和版とする)の方が良かったような気がすると思ったからだ。
初めて令和版でうる星やつらを見たなら面白いと言えたかもしれないが、昭和版を見たことがある者にとってはどうしても前と比較してしまう。

とはいえ、原作のコミックは全巻読んだことがあるが、昭和版のアニメは中学・高校生の時に断片的に見ただけで再放送とかないため、最初から最後まで全て通して視聴したことはない。それで、Amazonプライムの中にあるアニメタイムズ(1ヶ月間は無料)で、全195回(218話)を視聴してみることにした。やはり、昭和版の方が作画・声優・演出などの面で完成度が高いアニメだと確信した。

今回、昭和版アニメを全話視聴して、音楽的な面でいろいろ気付きがあったのでここに記述する。

オリジナル曲

ラムのラブソング

初代オープニングテーマで、うる星やつらの音楽といったら思いつくのはこの曲。アニメソング史に残る名曲だと思う。


♫フルバージョン


♫フランス語バージョン

Dancing Star

2代目オープニングテーマ、これもいい曲。
これ以降、3~6代目のオープニングテーマがあるが、だんだんと質が落ちていったようだ。


♫フルバージョン

宇宙は大ヘンだ!

初代エンディングテーマ。あまりいい曲とはいえないが、うる星やつらのドタバタしたシーンが目に浮かぶ印象に残る曲である。


♫フルバージョン

マルガリータ

オープニングでもなく、エンディングでもなく、劇中の挿入曲である。
第63話「さよならバイバイ」と第65話「酔っぱらいブギ」とで使用された。

👆の映像は、第65話「酔っぱらいブギ」👇のもの。ラムとテンが梅干しを食べて酔っぱらうという話である。

♩ ♪ ♬

次の曲は、『うる星やつら』の曲ではないが、同じ原作者の『らんま1/2』から。
『らんま1/2』にはいい曲がなくて、強いてあげるのならこの曲だ。掲載する機会がもうないと思うのでついでに掲載する。

乱馬ダ☆RANMA

ほとんど声優のセリフだけで構成されているというとてもめずらしい曲である。
最初、聞いたときは何じゃこりゃあ!と驚いた。
でも、一度聞けば『らんま1/2』の登場人物がわかるといういい曲。


♫フルバージョン

クラシック音楽

うる星やつらで使われていたクラシック音楽は次のとおり。
 ※他にもあったかもしれないが特に印象に残ったものだけ記載

トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 バッハ

夜想曲(ノクターン)第2番 変ホ長調 作品9-2 ショパン

登場人物のしのぶが、家のアップライトピアノで弾いていた。しのぶはかなりの腕前と見受けられる。

花のワルツ ~くるみ割り人形~ チャイコフスキー

こちらの曲もしのぶが家のピアノで弾いていた。原曲はオーケストラ曲なので、ピアノにアレンジされたものである。

ビートルズ

驚いたことに、ビートルズの曲も使用していた。もちろん原曲をそのままではなく、歌詞なしでアレンジされたものだった。
よくアレンジされていて、最初、聞いたとき何の曲か分からなかった。クラシック音楽かとさえ思った。どこかで聞いたことがあるが曲名がどうも思い出せない。
でも、しばらくしてビートルズの👇の曲であるとはっと気づいた。

その曲名は、フール・オン・ザ・ヒル(The Fool On The Hill)である。なぜビートルズのこの曲を選曲したのだと疑問に思ったが、曲名から、なるほどだなぁと納得した。
直訳すると「丘の上のあほ」である。まさしく、『うる星やつら』の登場人物の諸星あたるなどのあほのことなのだ。
★第149話「ランちゃんパニック 友引町に明日はない」他で使用。

フール・オン・ザ・ヒルのカバー・バージョンとして、セルジオ・メンデス&ブラジル’66のボサノヴァ調にアレンジした👇が有名である。このグループに対し、作曲者のポール・マッカートニーからカバーしたことに対する感謝の手紙が送られてきたとのことらしい。

セルジオ・メンデス&ブラジル’66の代表曲

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